一般社団法人山科経済同友会

一般社団法人 山科経済同友会

会長挨拶

 新型コロナウイルスの感染症が確認されて4年目を迎え、5月には指定感染症から5類新型インフルエンザ等感染症へと変更され、止まっていた時計がようやく動き出したように思われます。

 世界の情勢は、昨年2月に始まったロシアによるウクライナヘの軍事侵攻によるエネルギー価格の上昇、それらに伴う急激な物価の上昇や、中国のコロナによる経済の停滞によるサプライチェーンの混乱や半導体不足等による供給遅延混乱は未だ続いております。
 また、北朝鮮による弾道ミサイル発射実験は止まることを知らず、我が国の安全保障を脅かす諸問題に対しての経済・外交・防衛に関する対策の推進にも期待したいところであります。

 一方、経済に目を向けますと、企業の約9割を占めるといわれる我々中小企業の経営安定と従業員の待遇改善やアフターコロナ、ウィズコロナという未知な環境のもと経営安定化と国民生活の安定のため、去る3月末の政府国会におきまして2023年度の一般会計の歳出総額が過去最高の114兆3812億円で成立いたしました。
今年は全てにおいて、日本の国力の回復の兆しが見込まれるものと期待をいたしております。

 一般杜団法人山科経済同友会は過去3年間コロナ禍のため活動の自粛を続けて参りました。
本年度は公益事業団体として、本来の活動である山科・醍醐地域の地元経済の振興発展と地域環境の保全、青少年の健全育成、そして未来の山科・醍醐のグランドデザイン、サステナブルな地域環境創りへの提言等も含め、未来の山科に向けた活動にも力を注いで参る所存です。

 これまで以上に山科経済同友会活動への参加が企業間の強固な連携と協力により、会員企業の事業活動の更なるご発展に繋がるものと確信いたしております。
山科・醍醐地域の経済に活気を取り戻し、皆様と共に未来に向け創造的に取り組む一年にしてまいります。

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山科経済同友会とは

 私たちは緑豊かなこの山科・醍醐地域において、経済文化の発展と地域社会の 繁栄を願い、昭和44年、地区唯一の経済団体として発足いたしました。 それ以来、地域の発展開発と安寧秩序を守る活動をはじめ、行政機関との連携を図り、地域住 民のご支援を得て、数々の事業を推し進めてまいりました。 そして結成30年を迎 えた平成11年には、先輩方の弛まぬ努力と情熱が認められ、公益法人としての許 可を受け、これまで以上に地域文化の担い手として大きな役割を果たす団体として 多岐にわたる活動を展開しております。

 令和6年には結成55周年を迎えます。会員相互の研鑽に努めるのは基より、地域 経済の活性化をはじめ、地球環境保全意識の高揚、次世 代を担う青少年の育成事業、 また地域行政機関との連携を密にし、多方面で活動されておられるボランティア団 体とのネットワークを 図り、住みよい街、活気溢れる山科・醍醐地域の実現に向け 各種事業を展開してまいります。

主な事業内容

  1. 地域経済の振興発展に関する事業及び調査研究
  2. 企業の体質を改善強化するための事業
  3. 地域経済を取り巻く今日的課題の克服に向けた調査研究及び実践事業
  4. 地域各種経済団体等との交流及び協力
  5. その他本会の目的を達成するために必要な事業

組織図